最近マカティ市では日本料理店や居酒屋が過剰となりつつあり、値引き合戦など競争が次第に激しさを増している。そんななか、ある日本料理屋が始めた仕出し弁当が話題をさらっている。私も一度頼んでみて驚いた。170ペソ(約400円)の日替わり弁当だが、味や内容は東京の仕出し屋以上、少なくとも新宿のどの弁当屋をも上回る味である。味噌汁を保温ポットに入れてくるのも実に心憎い。
 一方、日本でもまだ一部地域でしかサービスが開始されていないブロードバンド。これもマカティ市で月額2000ペソ(約4500円)でスタートすることになった。ITの世界では確かに改革は一足飛びである。
 このまま皆さん頑張って頂いて、マカティ市だけでも日本と伍すべきシティになってくれると我々日本人にとっては有り難いことなのだが、起き上がりこぼしのフィリピン。そんなうまくいくはずがないか。