日本人なら1年の総決算は歳末だが、フィリピン人にとってはクリスマスである。私もフィリピンに長く、後者に属すゆえ、そろそろ今年の反省をしてみたい。

 今年はまあ私にしては頑張った年であろうか。不動産の賃貸ではある家主が大不況の折、財政難のため敷金を返還できなくなったケースがはじめて発生したが、一件に留まった。不動産売買では、取引半ばにして売主企業の代表者2名が次々に病死するという非運に見舞われ、買主が残金の決済を渋るという事件があったが、クリスマスを前に買手側弁護士が「キリストの愛の精神=仏心(ほとけごころ)のようなものか?」にほだされたせいか、こちらは解決する見込みである。

 11月には週刊チンタイのグループから独立し、他人の褌で相撲をとることをやめたのは、ビジネスの大事な転機であった。これからは一起業家として、すべて自己責任にて生きることになる。今年もささやかながらクリスマスパーティーを催すことができたのは、社員一同に感謝というところか。

 さて、9月から設立準備を始めた日比ビジネスクラブも11月に立ち上り、既に2度の講演会を実施することができた。知り合いや仲間のために作成し、ホストをするホームページも10サイトに上り、その意味ではボランティアもよくやった方であろう。一方、沖縄県人会に対しては、理事会と意見が合わず、結果として不義理をしてしまった。

 ホームページは再三トラブルに見舞われたが、こちらは危機管理の不十分を反省し、6時間以内の復旧体制を整えることができた。
 内親王が私の父親と同じ12月1日にお生まれになり、12月23日、天皇と同じ誕生日をもつ母親とようやく並び立つこととなり、喜ばしい限りである。しかし、誕生日が公休日である母親の方が、依然優位にある。

 さてマクロ経済を見てみると、米国も日本もさっぱり振るわず、ひいき目に見ても来年、景気が上向くという予測はできそうにない。零細企業としては、とにかく無用な経費を切詰め、生き抜くしかない、つまり、我慢の1年がつづくことになりそうである。