2002年02月

66 改革へ着手

 
 前回ホームページ改革を公約し、それから20日間が過ぎました。既にその前段階となる不動産の資料整備に着手致しております。資料はその量膨大にて根気と時間の掛かる作業ですが、事業たるもの、まずスタートを切ることが必要です。開始しさえすれば企業は、担当者を定め、その目標を達成すべく集団で取組み、組織的にこれを継続することが出来ます。
 個人的な事柄における目標とはどう違うのでしょう。個人的な夢や目標とは、えてして継続性がなく、実現性に乏しいものです。それは、もちろん夢や目標設定に具体性がなく、単なる願望でしかなかった場合もありますが、ある取り組みにはそれをやめる、やめさせるため、本人自身または周囲から様々な誘惑があって、それに打ち勝つためには一人の意志が相対的に弱いからに他なりません。こうして、夢や希望ははかなく潰えてゆきます。
 よって、個人生活のうえでも、ある夢をもったり、目標を設定したとき、自分が人並み以上の意志の持ち主でない限り、周囲の方の助力を仰ぎ、一人としてではなく、集団で取り組むのは目標実現に近づく良い方策であると思います。 

85 新車を盗まれた!

2003年2月6日(水)
   
 まだローンの残っている新車を盗まれてしまった。

 その日デパートへ行った。そこは青空駐車ながら、広いパーキングエリアがあった。私は車を降りて、リモコンできちっと施錠して、鍵を左ポケットに入れた。ここまではいつも通りである。しかし、少し歩いていると、突然、誰かの手らしきものが私のポケットに差し込まれた。驚いて振り返ると白い歯を剥き出しにした浅黒い顔の男が鍵を左手でかざして振っている。はっとして、ポケットを押さえるとさっき入れたはずの車の鍵がなくなっている。

 私は、男を睨みつけながら鍵を返せと迫った。すると、男はつかつか近づいてきて、私に鍵を渡し、「It's Only a Joke.(ただのジョークさ)」と云ってきびすを返した。遠ざかってゆく男を見ながら、私の胸は嫌な気分で一杯になった。それから、私は買物を始めたものの、塞いだ気分は一向におさまらない。仕方なく、20分ほどで買物を切り上げ、帰宅することにした。

 パーキングエリアに戻ると、警備員だろうか、制服の男がハンドマイクに何かを怒鳴っており、付近は何人もの人が行き交い、やたら騒がしい。はて、何が起こったのだろうと、耳を傾けてみるとどうやら、「車のパーツを盗まれた方はいませんか」などと云っているようである。そこで、ちょっと人山だかりになっているところを見つけて割け入ってみると、なるほど、車のヘッドライトがなくなっている。別の車を見るとミラーがない。「特に、ホンダの車の方は、よく確かめて下さい」などという拡声器の怒号のような声が辺りに響き渡る。

 私は、「自分の車は、大丈夫だろうか」と不安に思いながら、車を停めてある方向に足を早めた。予感は最悪の形で的中した。車を停めた付近のどこを見渡してみても自分の車は見当たらない。影も形もないのである。「ひょっとして盗まれたんだろうか」。青くなりながら、必死で思いを巡らす。「自分のフォードは、始動キーがマイクロチップ内蔵のもの。合鍵を作っても、電子処理をしなければ、ドアを開けることは出来ても、エンジンを始動することは出来ないはずだ」。

 おかしいおかしいと考えていると、ふと、車を停めたときに鍵を奪った男の顔が蘇ってきた。まさかと思いながら、自分の手のひらの鍵を見つめていて、さっーと血の気が引いていくのがわかった。その鍵は、よく似てはいるが、いつものとわずかながら感触が違う。そうである。鍵はあのときにすりかえられていたのである。

 車泥棒にしては、あまりにも巧妙な手口。「ローンも残っている。一体、女房に何と釈明すればよいのか」と落ち込んだが、次の瞬間、「損害保険でまた新車を買えばいいさ」などと思い直し、開き直った。ふーっと長いため息を一つして、肩を落として、とぼとぼ通りに出て、タクシーを待っているところで、目がさめた。

 うつ伏せで、寝ていると嫌な夢を見るものだ。
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