2003年01月

83 良いメードいりませんか

 
 2月、3月の日本人会の掲示板にはたくさんの張り紙が掲示されている。「家具のガレージセール」、「ピアノ売ります」、「中古車セール」、等など。その多くが、帰国を前にした企業駐在員によって、告知されたものである。
 並んで、目につくのが、「良いメードいりませんか」、「ドライバーはいりませんか」という張り紙である。

 私のフィリピン人妻はその掲示に、不思議そうな顔をする。
 「なぜ、日本人は帰国の前に使用人の職探しをするの?かわいそうだから?」
 なるほど、かわいそうだからというのも一つの理由であろう。

 良いメードとドライバーに巡り合えば、フィリピン生活は天国である、とも云われる。それだけ、この国における私たちの使用人への依存度は高い。とりわけ、過去に使用人に騙されたり、ものを盗まれたり、クルマをぶつけられたりなど、ひどい目にあった経験のある日本人には、愚直な使用人や機転の利く使用人に出会った喜びは格別である。

 そんな良い使用人に恵まれ、不安だった子育ても一緒にやり過ごし、快適なフィリピン生活を全うした駐在員の唯一の心残りは、帰国後の使用人の処遇である。帰国後は連絡さえとれなくなるであろう。退職金はそれほど包めるわけでもない。世話になった感謝のしるしに、してあげたいのが彼らの就職先探しである。
 普通は後任者に使用人を受け継いでもらうことになる。しかし、後任がいなかったり、後任が単身赴任で使用人が不要な場合、掲示板に「良い使用人いりませんか」の告知が貼られるわけである。

 張り紙をする彼らの気持ちは、「これまでのありがたい恩に対し、少しでも報いてやりたい」というものであろう。
 得てしてエコノミックアニマルとかウォーカホリックという不名誉な称号を受けやすい企業駐在員がちらりと見せる日本人の良心である。「旅の恥は掻き捨て」とて、海外では何をやっても構わないと、日々をおくる不貞の輩がいる。私は、在外邦人のひとりひとりが自らも外交官であり、日本人の代表者であるという自覚をもって生きてもらいたいと思うし、自分もそうありたいと念じている。

81 子どもの携帯電話を禁止せよ


 日本ではいまだに未成年の喫煙・飲酒を禁止している。それは悪くない。しかし、未成年といえども、就職者にはそれを免除しても良いと考える。
 貴ノ花が最年少で幕内優勝を果たした時は、まだ20歳前ということで祝杯を仰げないというのは不自然だった。プロ野球でリーグ優勝を果たしたチームのなかで、高卒の選手がマスコミの前ではビールを飲んで勝利を祝えないというのもヘンな気がした。
 高校や大学に進学し、その間、納税や健康保険の支払いを免除してもらっているスネかじりの同窓生とは異なり、彼らは立派に就職し、身を立て、税を納めているではないか。若年にもかかわらず社会人としての使命と責任を果たしている彼らの喫煙・飲酒を認めるのは道理であろう。

 さて、携帯電話の弊害は枚挙に暇もない。特に援助交際という美句で隠された「少女売春」を誘発しているのは携帯電話の出会い系サイトである。今では小学生の売春もめずらしくなく、幼女売春が報道されるのも時間の問題である。未成年のエイズ患者が増加してきている。大人はそれを憂いながら何の手も打てていない。買春禁止条例や出会い系サイトの監視など、小手先の手段はほとんど効果をあげていない。また、 「親父狩り」は、女子と違い売春で楽にお金が稼げない男子の羨望と苛立ち、そして金で少女を買うオトナへの不信感や怒りの表れである。

 ならば、未成年の携帯電話そのものを禁止すべきである。上述のように、日本はいまだに未成年の喫煙・飲酒を一律に禁止できる国である。携帯の禁止くらいで、人権団体が騒ぎ出す心配はない。不特定多数の異性・特に大人と出会う機会をもたらす「密会に優れた通信手段」である携帯電話がなくなれば、少女売春防止に効果は絶大のはずである。

 携帯電話の普及により、我々は段取りが下手になった。いつでも容易に連絡が取れ、変更ができるということで、時間厳守の美徳も失われつつある。いずれにしても子どものときくらい多少不自由でないと早くダメな大人になる。

 なぜ未成年の携帯電話を禁止をしないのか。携帯電話会社が儲からなくなるからか?メーカーが打撃を受けるからか?親父のスケベ心が満たされなくなるからか?大人の都合ばかりではないか。

 巨額財政赤字に携帯電話。いずれにしてもいまどきの日本の大人は思慮分別がない。

82 消費税15%を早く実施すべきである

 現在、神奈川県など多くの県や市町村が自治体の破産に等しい「財政再建団体」転落の危機に見舞われている。日本国もそれ以上にひどい財政で、現在は隠れ借金など経理上の操作で転落を免れているのが実態である。1200兆円と云われる国民の預貯金も、既に500兆円近くの国債に併せて、年間50兆円に迫る利息に食われ、単純に考えても西暦2008年くらいには、1200兆円は差引きゼロ勘定となり、国家の財政破綻が予測されるのである。

 これを回避するための妙案はなく、経団連の奥田会長の提唱する消費税の15%への引き上げしかないように思える。しかし、消費税15%は国民に多大の苦痛を強いるものであり、戦後日本の官僚政治、政治家によるバラマキ行政の失策を認めるものである。よって、その実施により、日本の官僚機構は崩壊、自民党は解党の危機を迎えることになるだろう。

 米国は、財政危機に瀕して、湾岸戦争を実行した。そして、今度はイラク戦争をやりたくて仕方がないようである。日本でも、朝鮮動乱のような起死回生の戦争待望論が噴出する前に、消費税引き上げを近々に実行した方がよいと思う。

80 住環境からみた住宅のあり方

 住宅は職場以外に一日の相当時間を費やす場所である。
 そこで、ヒトは思い、娯楽を楽しみ、勉学をし、食事を摂り、睡眠をとる。
 ひとによってはそこで仕事をもする。
 
 住環境は生き方に重大な影響を及ぼす。
 
 質素倹約は必要であるが、住環境の整備に金を惜しんではならない。

 貧しさをバネに変えるという特殊な場合を除いて、
 住宅は多少のこと「身分不相応」、「ちょっと贅沢」と云われる程のものが良い。

 茶室は反省をする場、自分と向き合うために必要な場であるが、茶室的空間を住居全体に及ぼしてはならない。人は内省的であるべきだが、行動することはもっと大事なことだからである。

79 新年おめでとうございます

 
 昨年からの懸案事項であったホームページの刷新ですが、新年に間に合って良かったです。これまでのホームページではどうしても、まとまりがないという思いがありました。それをどのようにすれば良いのかわからなくて足踏みをしておりました。しかし、最近、他のホームページを見ていて、ようやくまとまりました。
 今年も皆さんに多少とも役に立つ紙面を目指しますので、よろしくお願い申し上げます。
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