フィリピン統一選挙が終わって、3日が経過した。そして、邦字誌、英字紙における大統領選の中間発表では開票率わずか3、4%というから、結果が出るのに100日掛かる計算だ。フィリピンの人がお釣りを数えるのはこんなに遅かったかな?と首を傾げざるを得ない。というのは冗談で10日程度で結果が出るそうである。接戦だと1ヶ月というところか。
けれども新聞を見直してみて、また驚いた。開票途中経過を出しているのはコメレックという正式の選挙管理委員会ではなく、ナムフレルと呼ばれる市民選挙監視機関である。「あれ?コメレックはどうなったんだろう?」不思議に思ってジャーナリストの方々に電話で聞いてみた。すると、
「知らなかった?フィリピンの大統領と副大統領選挙の当選者は議会の承認を経てしか発表できないことになっていて、その間、中間発表もできないんだよ。」
「でも二、三年前の上院議員選ではコメレックも中間発表をしていた記憶があるのだけれど」
「そうそう、上院議員も下院議員も中間発表は構わない。正副大統領だけがだめなんだ」
なるほど、結構、私の知らない大事なことが多いものだ。
でも、マルコスとアキノの選挙の時にはコメレックとナムフレル両者大統領選挙の中間発表を競い合っていた。とするとマルコス後にこの禁則ができたということだ。しかし、中間発表をしないで、1ヶ月も2ヶ月も国民を待たせることは80%以上の投票率を誇るこの国において得策であるとは思えない。それどころかそんな禁則は民主的システムであるとは到底思えない。