お隣りの韓国は人口は日本の38%に過ぎないのに年間自殺者は日本と同じ約3万人である。その統計を裏付けるがごとく別の統計「子供と青少年が感じる主観的幸福指数」では、韓国はOECD加盟国中(3年連続で)最下位だった。

5月6日付の韓国速報は「子供が幸せでない国」と題する社説を掲載し、「(韓国の幸福指数は)同じアジア圏の日本、中国に比べても非常に低調であり、夢と希望で光っていなければならない童心が、世界底辺水準の暗さとは心配だ。」と嘆いた。

また「(子供たちは)幼いころから過剰競争に押されて、寂しい生活を送っているのであり、同じ年頃に対しては、人情を感じるより、競争相手とだけ認識するわい曲された雰囲気まで生じた。「一流病」が産んだ弊害だ。」とも論じている。

競争相手を「敵」、弱者を「敗北者」としか見なせないねじれた韓国の若者の感情は、世界に進出している韓国人が活躍すればするほど、評判が悪く...なるという傾向と重なるものがある。

その良し悪しは別にして、今後の韓国の経済の見通しについて、私は、韓国の生活水準が向上するにつれて、これまで犠牲にしてきた「精神的豊かさ」を求める若者が急増し、一挙に経済発展は鈍化・減速へ向かうはず、とみている。そしてそれはかなり近い将来のことであり、早ければ5年以内ではないかと考えている。

そして、今日の韓国の破竹の勢いは、以後の歴史家により「韓国の三日天下」などと評されるのだろう。

何ごとも無理や行き過ぎはいけない。プロジェクトXの主人公は100万人に一人くらいで十分だ。