今日、経理に命じて70米ドルを振り込んだ。振込先は「dot.ph」。
インターネットで国を表すドメイン記号は米国がcom、日本がjp、そしてフィリピンがph。今日、私がdot.phに、ドメイン継続使用料70ドルを納付できたのは、あさひ不動産なる企業が存続し、その広告塔たるasahi.phが、西暦2000年からの2年間を辛くも完走したことの証である。
2年前、わが社と同様、ドメイン獲得のための最初の70ドルを支払い、意気揚々と船出をしながら、厳しい経済の荒波に揉まれて難破し、表舞台から姿を消していった多くの会社の、いまや空家になったドメインがdot.ph管理局のリストに浮遊する。私の前後に並ぶどのドメインをクリックしてみても、ホームページは現れず、その先にはthis domain is avilable(このドメイン名は使用可能です)という表示しか出てこない。統計を見るまでもなく、生き残りphドメインが10のうち1つに満たないことは明らか。
その意味で、当ホームページのカウンターがこのほど50000をヒットし、今もちょこまか更新できていることは極めて幸運なことであり、わが社をごひいき賜ったフィリピン内外の顧客の皆様に感謝するばかりなのである。中小零細企業にとってつなぎ資金など、借り入れをまず起こせないフィリピンで、起業した企業に窮状を支えるものは存在しない。ここではテロによる爆弾騒ぎなどちょっとした経済の落ち込みで、破綻企業が相次ぐのはそのためである。その点、例えば狂牛病騒ぎで不振の畜産農家や食肉加工会社を国家が堂々と支える日本が羨ましく思える。デフレ経済の長期化など、皆、困った困ったと大騒ぎをしているが、此岸から見える日本丸はまだまだぬるま湯に浸かるマンボウなのである。
しかるに此処は自分で選んだ坂道である。歯を食いしばって登るより仕方あるまい。ホントは「黙って」登ると言いたいところ、黙っていられないのが北国育ちにかなわない南国育ちの弱さなり。そこで一句。
「男はどなってサンミゲルビール」。
解説: 「どなって」を「ぐちって」と言い換えると、さらに下卑てて◎。
インターネットで国を表すドメイン記号は米国がcom、日本がjp、そしてフィリピンがph。今日、私がdot.phに、ドメイン継続使用料70ドルを納付できたのは、あさひ不動産なる企業が存続し、その広告塔たるasahi.phが、西暦2000年からの2年間を辛くも完走したことの証である。
2年前、わが社と同様、ドメイン獲得のための最初の70ドルを支払い、意気揚々と船出をしながら、厳しい経済の荒波に揉まれて難破し、表舞台から姿を消していった多くの会社の、いまや空家になったドメインがdot.ph管理局のリストに浮遊する。私の前後に並ぶどのドメインをクリックしてみても、ホームページは現れず、その先にはthis domain is avilable(このドメイン名は使用可能です)という表示しか出てこない。統計を見るまでもなく、生き残りphドメインが10のうち1つに満たないことは明らか。
その意味で、当ホームページのカウンターがこのほど50000をヒットし、今もちょこまか更新できていることは極めて幸運なことであり、わが社をごひいき賜ったフィリピン内外の顧客の皆様に感謝するばかりなのである。中小零細企業にとってつなぎ資金など、借り入れをまず起こせないフィリピンで、起業した企業に窮状を支えるものは存在しない。ここではテロによる爆弾騒ぎなどちょっとした経済の落ち込みで、破綻企業が相次ぐのはそのためである。その点、例えば狂牛病騒ぎで不振の畜産農家や食肉加工会社を国家が堂々と支える日本が羨ましく思える。デフレ経済の長期化など、皆、困った困ったと大騒ぎをしているが、此岸から見える日本丸はまだまだぬるま湯に浸かるマンボウなのである。
しかるに此処は自分で選んだ坂道である。歯を食いしばって登るより仕方あるまい。ホントは「黙って」登ると言いたいところ、黙っていられないのが北国育ちにかなわない南国育ちの弱さなり。そこで一句。
「男はどなってサンミゲルビール」。
解説: 「どなって」を「ぐちって」と言い換えると、さらに下卑てて◎。