イラクでフリージャーナリストの橋田信介氏と小川功太郎さんが襲撃を受けて殺された。その二人の妻や母親の記者会見の姿は立派であった。橋田氏の妻は、
「自分は覚悟していた。本人も覚悟しているはずなので、本望だと思う」と気丈に語った。
真実の報道のために、戦場ジャーナリストの存在は貴重である。そして、彼らはしばしば殺される。そして彼らには死への覚悟がある。死への覚悟のない者は戦場へ赴くべきではない。また家族にその覚悟がなければ本人は行くべきでなく、また家族は行かせてはならない。その意味で一月前に人質になった3名とその家族の場合とは趣がまるで違う。彼らの家族の場合、「自衛隊即時撤退を」と政府重要政策の変更を迫るなどをしたものだから、政治運動のための「自作自演」ではなかったのかと疑われても仕方がない会見だった。いずれにしても彼らのような身勝手な人間に国を語り、他を批判する資格など微塵もない。
今回の二人のジャーナリストの場合、やはり殺された大使館員奥氏や井上氏同様、意味のある「死」であり、「生」であった。私は深く敬意を表したい。あなた方こそ「職業人としての責任感」と人間としての「良心」を私たちに示してくれる方々である。
自衛隊を「派兵(派遣ではない)」した時点で、日本人も彼らの明確なターゲットになった。日本では派兵に反対の声もあったが、国民が選んだ代表者らは派兵を決定した。それを決定した内閣の支持率もそこそこで、派兵は日本国民の「総意」であると言ってよい。
さて、イラクとは比べものにならぬがフィリピンも日本に比べるとまあ治安は悪い。最近の日本と同様、アルカイダやそのシンパも潜伏しているようである。そんななか、「誘拐」もそれほど難事業ではないだろう。日本人の私たちが彼らに誘拐されると国益を損ねる可能性がある。だから不用意な行動をしてはならない。そういう自覚をもって私も生きている。そして殺された二人のジャーナリストほど鮮明にではないが、「死」を見つめながら生きている。
そうでない者はイラクへ派兵をしている日本やフィリピンから直ちに立ち去るべきだ。できれば日本国籍も捨ててもらいたい。民族の繁栄や平和と安全を所与のもの、つまり、はじめから与えられたものと勘違いし、それにただ乗りしながら自己の権利ばかりを主張する者たち。
戦後60年。偏向したマスメディアや教職員組合のために日本人の良心と活力、そして日本の国力は急速に失われつつある。戦争というものの本質を知る昭和一ケタ台の人々が社会の第一線から退いた後の日本は一体どうなるのであろう。
「自分は覚悟していた。本人も覚悟しているはずなので、本望だと思う」と気丈に語った。
真実の報道のために、戦場ジャーナリストの存在は貴重である。そして、彼らはしばしば殺される。そして彼らには死への覚悟がある。死への覚悟のない者は戦場へ赴くべきではない。また家族にその覚悟がなければ本人は行くべきでなく、また家族は行かせてはならない。その意味で一月前に人質になった3名とその家族の場合とは趣がまるで違う。彼らの家族の場合、「自衛隊即時撤退を」と政府重要政策の変更を迫るなどをしたものだから、政治運動のための「自作自演」ではなかったのかと疑われても仕方がない会見だった。いずれにしても彼らのような身勝手な人間に国を語り、他を批判する資格など微塵もない。
今回の二人のジャーナリストの場合、やはり殺された大使館員奥氏や井上氏同様、意味のある「死」であり、「生」であった。私は深く敬意を表したい。あなた方こそ「職業人としての責任感」と人間としての「良心」を私たちに示してくれる方々である。
自衛隊を「派兵(派遣ではない)」した時点で、日本人も彼らの明確なターゲットになった。日本では派兵に反対の声もあったが、国民が選んだ代表者らは派兵を決定した。それを決定した内閣の支持率もそこそこで、派兵は日本国民の「総意」であると言ってよい。
さて、イラクとは比べものにならぬがフィリピンも日本に比べるとまあ治安は悪い。最近の日本と同様、アルカイダやそのシンパも潜伏しているようである。そんななか、「誘拐」もそれほど難事業ではないだろう。日本人の私たちが彼らに誘拐されると国益を損ねる可能性がある。だから不用意な行動をしてはならない。そういう自覚をもって私も生きている。そして殺された二人のジャーナリストほど鮮明にではないが、「死」を見つめながら生きている。
そうでない者はイラクへ派兵をしている日本やフィリピンから直ちに立ち去るべきだ。できれば日本国籍も捨ててもらいたい。民族の繁栄や平和と安全を所与のもの、つまり、はじめから与えられたものと勘違いし、それにただ乗りしながら自己の権利ばかりを主張する者たち。
戦後60年。偏向したマスメディアや教職員組合のために日本人の良心と活力、そして日本の国力は急速に失われつつある。戦争というものの本質を知る昭和一ケタ台の人々が社会の第一線から退いた後の日本は一体どうなるのであろう。