2006年02月

164 再婚ノススメ

 離婚して一ヶ月足らずで再婚をして数ヶ月が過ぎた。再婚とはいえ結婚式はきちんと行なった。こちらにとっては二度目ゆえ恥ずかしさも手伝ってできるだけ略式に済ませたいところだが、カトリック圏の新婦にとって最初で最後の結婚式だろうからそれはゆるされない。日本人の友人にも大勢ご参列いただいて楽しい結婚式になった。
 
 私と元妻は16年連れ添って子供がいなかったのだが、新妻は同居して半年たたないうちに妊娠2ヶ月の快挙である。子供ができない理由は私にもあると言われ続けたのであるがどっこい、私には生産能力がちゃんとあるではないか。てなわけで汚名返上、失いかけていた自信を取り戻しつつある。

 妻とは17才違いで、『畳と女房は新しい方が良い』という格言は現在ならさだめし『PCと女房は新しい方が良い』と言い換えるべきだろう。離婚・再婚をして、良い妻と初めての子宝に恵まれ(あ、まだ生まれていないか)、仕事はことのほか好調で、結論からいうと離婚し一人身になって独身生活を謳歌するだの言って宙ぶらりんの生活を送るのではなく速攻で再婚すべしと説教したい気分なのである。

165 ゴルフアカデミー(ゴルファー養成学校)1

 今、私にとって最も関心事は日本人の経営するゴルフアカデミーのタガイタイへの招致である。タガイタイはフィリピンの軽井沢のようなもので、マニラから80分で気軽に行くことができる。

 タガイタイと一言で言ってもタール湖が見下ろせないところはタガイタイとは言えない。沢山の分譲住宅地が付近に混在するがタール湖が見えないところの方が圧倒的に多いのである。私はこれまでタガイタイの沢山の物件を見てきたがそのなかで最も潜在的発展性が見込めるのがレデスマ氏という大地主の所有する土地である。

 レデスマ氏はフィリピンきっての大地主でダバオ、イロイロ、セブ、ルソン島ではカビテ州のロスバニョス、バタンガス州のリパ市、サンファン市、いずれも50ヘクタールから600ヘクタールの巨大な土地を所有する。

 なかでもタガイタイの600ヘクタールとバタンガスの海岸線200m、ルソン島外ではパナイ島に近い1100ヘクタールのシコゴン島、これらの土地は格別だ。タガイタイではレデスマ氏の全ての土地からタール湖とタール火山が一望できる。そこに今回日本人シニアプロによるゴルフアカデミー(ゴルファー養成学校)ができる。

 フィリピンはオリンピックで一度も金メダルを取ったことのない国だが、ある種のスポーツは盛んだ。好まれるスポーツのひとつにボクシングがある。数週間前にパクヤオというプロボクサーが昨年惜敗しているボクサーにKO勝ちし世界チャンピオンへの切符を手にした。しかし、ボクサーで出世しても将来素晴らしい人生が歩めるかというとそうではない。元世界チャンピオンがジープニー(乗り合いジープ)の客引きをしていることだってあるのである。

 選手生命の短いボクサーに比べると比較的長く働くことのできるゴルファーは実に恵まれている。フィリピンには四季がないためどのゴルフ場でも年中練習ができるという日本とは違うメリットもある。フィリピンで出世をしたいのならばゴルファーを志す方が良いのではないだろうかと考えるのは私だけではなかったのである。

 今回、私を訪ねてきたシニアプロの方々はゴルファーの養成だけでなくキャディの養成と認定もするという。もちろん、アジア各国練習生からシニア、障害者、子供まであらゆる層のゴルファーを育てるというのが彼らの夢である。日本の侍の志がフィリピンに根づくことを大いに期待したい。
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